山本博文の北ルソン・コーヒー探訪記②

コロス集落を訪問

フェリーさんのコーヒー農園
フェリーさんのコーヒー農園

 コロスというところに行ってきました。ボクの住んでいる場所から、約1時間とちょっと。途中でCGNのスタッフ、リリーさんと待ち合わせ。

 目的地は、このリリーさんが担当している地域で、数年前に大規模な地滑りがあった地域です。壊滅的な被害を受けたこの地域の人々に、コーヒーの木を提供し収穫されたコーヒーの豆を購入することによって、継続的な援助を行うことができます。コーヒーの他にも、苗場やミミズ堆肥等々、新しい農業施設導入を行っています。今回は、前回植えたコーヒーがどの程度育っているかを確認しにいきました。

 午前9時頃に到着し、結局終了したのは午後の6時でした。滞在期間のほとんどを徒歩で過ごしたと行っても過言ではないぐらい歩きました。リリーさんは何食わぬ顔で足取り軽くスタスタと、これまた道とは言いがたい道を歩いていましたが、ボクはそうもいきません。山を2つ、3つ超えたと思います。

 結局、今回は6軒のコーヒー農園を見てきました。コーヒーは順調に育っていて、今後の収穫が楽しみです。それぞれの農家さんが、今ある現状を最大限に利用しながら、そしてより良い栽培方法を模索しながら日々の仕事にいそしんでいる姿は、やはり尊敬に値する行為であるなと感じながら、それぞれのアグロフォレストリーシステムや生育状況を見学されていただきました。

 ちなみに、このアグロフォレストリー。これは簡単言うと、「環境を守りながら、農業を行っていきましょう」というものです。環境破壊が問題視されている今、このシステムはとっても大切な考え方です。今後少しずつ、このコンセプトについても、掲載していきますね。 

 

 この写真は滑りが起こった場所、以前ここには数軒の家と家族が住んでいたそうです。

 

あと、おいしそうなカボチャが実っていました。