山本博文の北ルソン・コーヒー探訪記⑩

チャンピオンシップがありました

 

はーなが咲いたー はーなが咲いたー♪

 フィリピンのコーヒーは今が開花時期です。まとまった雨が降ってくれましたので、ほぼ同時開花です。いいですねぇ〜。蜂さんも活発です。今の時期は、彼らに頑張ってもらわないといけませんからね。頑張れハッチ。

  

 えーさてさて、ここ一年間ぐらいは、コーヒー収穫後の消費側に関わる事はほぼなかったのですが、先日エアロプレス・チャンピオンシップがマニラで開催されまして、その審査員として参加いたしました。ボクが住んでいる地域とは打って変わって、随分と洗練されたカフェが立ち並んでいるのがマニラ。首都ですね。フィリピンの。特にマカティという地域のカフェはカチョよろしい、おっしゃれーなカフェが目立ちます。今回のチャンピオンシップは、そのマカティに店を構える「Yardstick Coffee」というなんとも大それた名前のカフェで開催されました。日本語に訳すと「基準コーヒー」とかそんな感じの意味合いです。今回はその事についてちょっと報告。

 

Photo by Kim Patrick Aguirre
Photo by Kim Patrick Aguirre

 エアロプレス?と聞き慣れない方も多いかと思いますが、これは、抽出器具の一つです。空気の力を利用して、コーヒーを抽出する方法です。要は注射器みたいな要領で抽出されます。それが良いか悪いかということは人それぞれ。ボクは、洗うのが面倒なので、あまり好きじゃありません。

 

・エアロプレスの抽出方法

 

 そのエアロプレスを使って、コーヒーを抽出し、その味で勝負するのが、このエアロプレス・チャンピオンシップ。カタカナばかりで読みにくいですね。実は結構いろいろな国でチャンピオンシップが開催されています。もちろん日本にも、チャンピオンシップに出場している方がいらっしゃいます。

 

・イギリスのチャンピオンシップ

・日本のチャンピオンシップ 

 

Photo by Kim Patrick Aguirre
Photo by Kim Patrick Aguirre

 今回のチャンピオンシップでは、21名の競技者がいました。1試合2〜4名で競い合い、勝ち上がりで勝者が決まります。審査員は、ボクを含めて3名。他の二人は、コーヒー屋さんの方々です。一人はアメリカ人、もう一人はフィリピン人。そして、ボク、日本人。競技者のコーヒーを飲んで、どれが良かったかをパネルで示します。約3時間のチャンピオンシップでした。競技者も含めると80名ぐらいの参加者でたいへんに賑わいました。ただ、フィリピンのコーヒーを使用している人がほとんどいなかったのが残念でしたね。きっとこれから、フィリピンのコーヒーの品質が益々良くなるとともに、今後のチャンピオンシップでは進んで使用する参加者がたくさん出てくるはずです。楽しみです。

 最後は、1〜3位の方々と一緒に写真を撮り 

 そして、日帰りでバギオへ帰りました。大学のテスト期間だったもので・・・大変でした。笑

 

Photo by Kim Patrick Aguirre
Photo by Kim Patrick Aguirre